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メールを読み直そう

前回は、『人の振り見て我が振り直せ』がメール達人への道とお話ししました。意識を変える事、できていますか?

インターネットは相手を束縛しません。
相手が寝ていても、忙しい時でも、こちらから発信しておくことが出来る、そこが電話と違う、新しいコミュニケーションツールとなった所以です。
しかしそれ以上に変わりはありません。
メールを受け取る相手は、電話で喋る相手と同じ・・・。メールを書く際には、メールを受け取るのはロボットではなく人間なんだともう一度思い出して下さい。

私が勝手に師匠と呼んでいるコラムニストの方にお聞きした所、最低でも10回は文章を読み直すそうです。私も毎回10回とはいきませんが、最低でも3回は読み直して送信ボタンを押すようにしています。

夜書いた手紙は、朝読み直すと恥ずかしい(*^^*)
そんな感覚で一度読み直してみると・・・ここは伝わりにくいかな?ここは柔らかくできるかな?と素敵な文章に仕上がるのでは無いでしょうか。
#夜書いた手紙も書き直した方が良かったんですね。机にしまっておいて正解・・・


お互いに読みながら書いていくには、相手の文章を引用してメールを書く方が良いそうです。全文引用はしないのがネチケットですが、部分引用はお互いに分かりやすい話が出来てオススメです。

内容や読解が難しいメールはなおさら、一文ずつ引用した後ろに一文ずつ解答を付けていきます。
国語の教科書に、ペンで“丸”とか“ライン”を付けたような感じですね。

最後に、難しい文章は声を出して読んでみて下さい。
“どこまでも続く文章”や“繰り返し”を防げます。舌を噛みそうになったら再度変更を。


すぐに相手に届くインターネットだからこそ、快適に利用したいですよね。ちょっとした気遣いで楽しいインターネット生活を!

ハテナは使わない

普段は毒舌なワケでも、冷たいタイプなワケでも無いのに、メールだと語尾が強く感じて怒っているのかと思ってしまう文章を書く方、いらっしゃいますよね。

自分が書いたメールをよく読み
人から貰ったメールもよく読み
まさしく『人の振り見て我が振り直せ』がメールの達人への道です。

どうして強く感じてしまうのか、どうして分かり難いのか、又は逆にどうして読みやすかったのか。一つ一つのメールが宝物。ただ単に内容だけを読む事は今日で終わりにしてメールという芸術に目を向けてみて下さい。

さて、ステキなメールを書くにはいくつかポイントがあります。

今日はハテナについて。

毎日顔をあわせているような仲であれば問題ありませんが、そうではない相手にメールをする場合。得にビジネスで社外に向けてメールをしている場合を考えて下さい。

・したいのですが?
・どうなったでしょうか?
・どうしてでしょうか?
・どうすればいいですか?

このように抜き出してみるとネチケットと言うより尊敬語・謙譲語・丁寧語の問題のような気もしますがハテナを書かずに済む文章にしようという心がけだけでこのような文章を防ぐ事が出来ます。

・したいのですがお教え頂けますでしょうか。
・その後、どのような状態になっておりますでしょうか。
・そのようになっている原因についてお教え頂けると助かります。
・どのようにしたら宜しいでしょうか。

はてなを書きたくなったらそこが要注意箇所です。
恐い人・強い人・メールだと冷たい、そんな風に思われてしまう前にチェックしてみて下さい。